寺院・神社
教会への御礼 |
寺院、神社、教会へのお布施はいくら位払えばいいのかよく分からない方が多いと思います。これは、寺院や家の格式、故人の立場や地位、あるいは葬儀の規模によっても違います。直接寺院などへ聞くか身内や世話役の方に頼んで聞いてもらうとよいでしょう。「志で結構です」といわれた場合は町内の世話役や長老格に相談するとよいでしょう。
(アドバイス)
北海道では法要も略式化されることが多く、火葬を済ませた後、還骨(かんこつ)法要、
初七日法要を行い、四十九日法要までを繰
り上げてお経をあげてもらうことが多くなりま
した。僧侶に対する御布施はこの繰上げ法
要までをまとめて手渡します。また、法要を営んだ後、宴席に僧侶をお招きしますが、欠席される時は「御膳料(おぜんりょう)」として1万円くらい包むのが一般的のようです。僧侶が引き上げる祭、「御車代(おくるまだい)」を包む地域もありますが、お布施と一括して包むところもあります。御礼に関する表書きは、巻末の表書き一覧を参考にしてください。 |
世話役などへの御礼 |
多くの人に支えられている葬儀。世話役の方々への感謝の気持ちを伝えることにも配慮が必要です。地域によっては、葬儀委員長さんへのみ挨拶される場合もありますので、その地域の習慣を確認しましょう。一般的には、告別式の引き出物を手渡す時にお礼を述べる場合が多いようですが、後日あいさつ回りを
(アドバイス)
後日あいさつ回りに手土産が不要なのは、お世話になった方々へ無事忌明け(三十五日か四十九日)を迎えることができたという感謝の気持ちを込めて挨拶状を添えて品物を贈るからです。 |
病院への支払い |
医療費の支払いは、遅くても葬儀の翌日には済ませましょう。また、死亡診断書を受ける時に支払う場合は、前もって電話で金額を確認してから行きましょう。支払う時のしきたりは特にありません。
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酒店、仕出し店
などへの支払い |
葬儀後も何かとあわただしく、支払いが後回しになりがちです。支払いが遅くなりすぎたり、忘れたりすることのないように、気をつけましょう。また、葬儀の際、何かと便宜を図ってくれるのが葬儀社や仕出し店です。席順や、その他わからないことがあったら聞いてみましょう。
(アドバイス)
●支払いは業者別に封筒に入れて準備しておくと便利です。
●葬儀の費用は相続税の控除対象となりますので領収書をすべて保管してください。(香典返しや墓地、仏壇の購入費は対象になりません。) |